家の片付けや実家整理をしていると、
「もう使わないから捨てよう」
「こんなに古いものは売れないだろう」
と思う品物がたくさん出てきます。
しかし、片付けを急いで進めてしまうと、あとから
「捨てる前に一度見てもらえばよかった」
となることがあります。
特に、長年暮らしてきたご実家や空き家には、持ち主にとっては見慣れたものでも、現在も中古品として需要があったり、コレクターが探していたりするものが残っている場合があります。
断捨離をするときは、最初からすべてを「いる・いらない」の2つに分けるのではなく、
「残すもの」「売れるか確認するもの」「処分するもの」
の3つに分けて考えてみるのがおすすめです。
断捨離は「何でも捨てること」ではありません
断捨離という言葉から、
「思い切ってどんどん捨てる」
というイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれません。
もちろん、使わなくなったものを整理して暮らしやすくすることは大切です。
しかし、実家整理や遺品整理の場合は、ご自身が購入したものではない品物も多く、
「これは何なのか」
「価値があるものなのか」
「誰かに使ってもらえるものなのか」
を家族だけで判断するのが難しいことがあります。
特に古い家では、
- 昔の贈答品
- 古い食器
- 家具
- 時計
- カメラ
- オーディオ
- レコード
- 楽器
- おもちゃ
- アクセサリー
- 掛軸
- 茶道具
- 古銭
- 切手
- 昔の工具
- 趣味で集めていたもの
など、さまざまな品物がまとまって出てきます。
新しいものだけに価値があり、古いものには価値がない、とは限りません。
逆に、高そうに見えるものでも、現在の中古市場では需要が少ない場合もあります。
そのため、
「分からないものは、捨てる前に一度確認する」
という考え方が大切です。
まずは「3つ」に分けてみましょう
家一軒分の片付けになると、最初から細かく分類しようとすると作業がなかなか進みません。
まずは大きく3つに分けてみましょう。
1.残しておくもの
現在使っているもの、これから使う予定があるもの、思い出として残したいものです。
特に、
- 写真
- アルバム
- 手紙
- 日記
- 賞状
- 家族の記念品
- 契約書や重要書類
- 権利関係の書類
などは、金銭的な価値とは別に、あとから取り戻せないものがあります。
判断に迷うものについては、無理にその場で決めず、
「保留」
という箱やスペースを一つ作っておくのもおすすめです。
2.売れるか一度確認するもの
自分では価値が分からないものは、すぐに処分せず、いったんまとめておきます。
ここで覚えておきたいのは、
「自分なら買わない」=「誰にも需要がない」ではない
ということです。
古いものを集めている方、部品として探している方、昔使っていた品物を探している方など、中古市場にはさまざまな需要があります。
箱がない。
汚れている。
古い。
少し壊れている。
こうした理由だけで、すぐに処分を決める必要はありません。
3.処分するもの
壊れていて再使用が難しいもの、衛生上リユースが難しいもの、買取や再利用が難しいことが確認できたものなどは、自治体などのルールに従って適切に処分します。
大切なのは、
「売れないものを何でも残しておく」ことではありません。
そうではなく、
「価値が分からないものまで、確認せず一緒に捨ててしまわない」
ということです。
実家整理で特に判断しにくいもの
実家整理では、ご家族自身が長年見慣れているため、品物の特徴に気づきにくいことがあります。
例えば、何十年も食器棚に入っている器。
押し入れに眠っている贈答品。
納戸に置いてある古いカメラ。
お父様が使っていた時計。
趣味で集めていたレコード。
床の間に昔から掛けてある掛軸。
倉庫に置かれた工具や機械類。
持ち主にとっては、
「昔からそこにある普通のもの」
でも、別の人から見ると探していた品物ということがあります。
反対に、
「これは高そうだから売れるだろう」
と思っていても、サイズや現在の需要などによって取り扱いが難しいこともあります。
見た目だけで価値を判断するのは、意外と難しいものです。
古い家具は搬出・解体する前に確認
大きな家具は場所を取るため、片付けの初期段階で処分対象になりやすいものです。
しかし、古い家具の中には、
- メーカー名
- 工房名
- ラベル
- 銘板
- 刻印
- 木材
- 金具
- 作り
などが判断材料になることがあります。
搬出や解体をしてしまう前に、家具全体やラベル、引き出し内部などを写真に残しておくと相談しやすくなります。
詳しくはこちらの記事でも紹介しています。
→ 実家整理で出てきた古い家具・民芸家具、捨てる前に見るべきポイント
古い腕時計・懐中時計は捨てないでください
動かなくなった古い腕時計や懐中時計も、処分前に確認しておきたい品物の一つです。
時計の場合、
- メーカー
- 文字盤
- ケース
- 裏蓋
- 型番
- 刻印
- 素材
- 付属品
などが判断材料になります。
「壊れているから価値がない」とは限りません。
長年引き出しに入ったままの時計や、ご家族が昔使っていた時計が出てきた場合は、処分前に一度確認してみましょう。
→ 実家整理で出てきた古い腕時計・懐中時計は売れる?査定前に見るべき刻印・付属品・注意点
古いカメラやレンズも確認してみましょう
フィルムカメラを使わなくなってから長い年月が経っているため、
「もう使えないだろう」
と処分されそうになるケースもあります。
しかし、古いカメラや交換レンズの中には、現在も中古市場で需要があるものがあります。
カメラ本体だけでなく、
- レンズ
- レンズキャップ
- ケース
- ストラップ
- フード
- フィルター
- 元箱
なども、できるだけ一緒に残しておきましょう。
→ 実家整理で出てきた古いカメラ・レンズは売れる?価値の見分け方と正しい処分方法
ブランド食器や昔の贈答品
以前は結婚式やお祝い、内祝いなどで、食器やグラスなどの贈答品をいただく機会が現在より多くありました。
そのため、実家整理をしていると、
箱に入ったまま何十年も保管されていた食器
が大量に出てくることがあります。
例えば、
- バカラ
- ウェッジウッド
- マイセン
- リチャードジノリ
- 大倉陶園
- ロイヤルコペンハーゲン
- 海外ブランドのグラス類
など、メーカーやシリーズによっては中古市場で取り扱われているものがあります。
ただし、ブランドだけで一律に価値が決まるわけではありません。
箱、セット数、欠け、ヒビ、使用状態などによっても取り扱いは変わります。
→ 空き家整理で出てきたブランド食器は売れる?箱・欠け・セット数を確認するポイント
古い楽器はケースや付属品も一緒に
ギター、アンプ、管楽器、和楽器なども、実家整理でよく出てくる品物です。
楽器本体だけでなく、
- ハードケース
- ソフトケース
- 弓
- マウスピース
- アンプ
- エフェクター
- 説明書
- 保証書
- 交換部品
などが別の場所に保管されていることがあります。
片付けの途中でケースだけ捨ててしまわないよう、一度確認してみてください。
→ 実家整理で出てきた古い楽器は売れる?捨てる前に見るべき付属品・状態・注意点
「きれいにしてから査定」はしなくても大丈夫です
売れるかもしれないと思うと、
「きれいに掃除してから見てもらおう」
と思われる方もいらっしゃいます。
しかし、古い品物については、無理に磨いたり、洗ったり、分解したりしない方がよい場合もあります。
例えば、
- 金属を強く磨く
- 古い家具に市販の塗料を塗る
- 掛軸のシミを自分で落とす
- 時計を分解する
- カメラ内部を無理に清掃する
といった作業は、かえって状態を悪くしてしまうことがあります。
まずは現状のまま写真を撮り、相談してから判断する方が安心です。
箱・付属品・書類は品物と一緒に
片付けでありがちなのが、
「中身だけ残して箱を先に捨ててしまう」
ことです。
古い品物の場合、
- 元箱
- ケース
- 説明書
- 保証書
- 鑑定書
- 購入時の領収書
- 保存袋
- 替え部品
- 共箱
などが、品物を確認するための重要な手掛かりになることがあります。
「これはただの箱だろう」と思っても、品物の確認が終わるまでは一緒に残しておくことをおすすめします。
大量にある場合は、まず全体写真を
実家一軒分となると、一点ずつ写真を撮るだけでも大変です。
そのような場合は、最初からすべて細かく撮影する必要はありません。
まず、
- 部屋全体
- 棚全体
- 押し入れ全体
- 倉庫全体
が分かる写真を撮影します。
そのうえで、気になる品物だけを近くから撮影していきます。
品物の写真を撮るときは、
- 全体
- メーカー名
- 型番
- 裏側
- 底面
- ラベル
- 刻印
- 箱
- 傷や破損部分
などが分かるようにすると、相談がスムーズです。
「全部処分してください」と依頼する前に
空き家整理や遺品整理では、売却や退去などの期限があり、一気に片付けなければならない場合があります。
そのようなとき、
処分業者に家の中をすべて搬出してもらってから買取業者を探す
という順番にすると、確認できる品物がなくなってしまいます。
可能であれば、
買取・リユースできるものを確認する
↓
残すものを取り分ける
↓
最後に処分するものを整理する
という順番がおすすめです。
すべてに値段が付くわけではありませんが、一度確認することで「捨てずに次の方へつなげられるもの」が見つかる場合があります。
売れないものがあるのも普通です
ここは大切な点です。
古いから何でも売れるわけではありません。
長年保管されていたものでも、
- 現在需要が少ない
- 再販売が難しい
- 搬出や保管に大きな費用がかかる
- 著しく傷んでいる
- 衛生上再利用が難しい
などの理由から、買取価格をお付けできない場合もあります。
だからこそ、
「全部売れると思って残しておく」のではなく、「分からないものだけ一度確認してから判断する」
という考え方が現実的です。
実家整理は「捨てる作業」ではなく「分ける作業」
実家整理や遺品整理というと、どうしても
「家の中を空っぽにする」
ことが目的になりがちです。
しかし、本来は、
残すもの
家族に渡すもの
売れるもの
誰かに使ってもらえるもの
処分するもの
を分けていく作業でもあります。
長年大切にされてきた品物を、すべて残すことはできません。
一方で、すべてを捨てる必要もありません。
使えるものは次の方へ。
残したいものは家族へ。
役目を終えたものは適切に処分する。
その順番で考えると、片付けも進めやすくなります。
リサイクルショップバイキングでは実家整理の途中からご相談いただけます
リサイクルショップバイキングでは、一点の買取だけではなく、
「実家を整理しているけれど、何が売れるのか分からない」
「空き家の中に品物が大量に残っている」
「遺品整理を始める前に、買取できるものを確認してほしい」
「捨てていいものか分からない」
「家一軒分なので、どこから手を付ければいいか分からない」
といったご相談もお受けしています。
古いものだからといって、すべてに価値があるわけではありません。
また、すべての品物を買取・引取りできるわけでもありません。
それでも、
処分してしまう前に一度確認する
ことで、別の選択肢が見つかる場合があります。
捨てるか迷ったら、まず写真を撮ってください
片付けの途中で、
「これ、捨てていいのかな?」
と思ったら、すぐに処分せず、まず写真を撮っておくことをおすすめします。
売れるかどうか。
価値があるかどうか。
自分では分からないものほど、判断は難しいものです。
一度捨ててしまったものは、あとから確認することができません。
売れるものは売る。
使えるものは次の方へつなぐ。
残したいものは残す。
役目を終えたものは適切に処分する。
「捨てる」から始めるのではなく、
「まず分ける。そして分からないものは確認する。」
そんな順番で断捨離や実家整理を進めてみてはいかがでしょうか。
実家整理・遺品整理・買取のご相談
リサイクルショップバイキングでは、富山県・石川県金沢市近郊を中心に、出張買取を行っています。
実家整理・遺品整理・生前整理・蔵の整理・空き家整理などで、
「何が売れるのか分からない」
という段階からお気軽にご相談ください。






コメント