収納用品を買う前に、食器棚の中を減らす|使っていない器の分け方と、箱ごと残したい器

収納用品を買う前に 食器棚の中を減らす 箱ごと残したい器

食器棚がいっぱいになったとき、仕切りやラックを買いに行く前にできることはあるでしょうか。あります。棚の中の器を、一度すべて出してみることです。収納用品が要るかどうかは、器を減らしたあとで決められます。

出した器は「毎日使う」「年に数回使う」「しまったまま」に分け、しまったままの器のうち箱に入っている物は、箱ごと別にしておきます。扉を開けると、手前に毎日の茶碗、奥に箱のままの器が重なっている。そういう棚ほど、この分け方で奥まで片付きます。

リサイクルショップバイキングのスタッフとして食器の査定に伺うと、器そのものと同じくらい、器が入っていた箱を確かめます。「どれもまだ使えるし、減らすのはもったいない」と感じる器ほど、箱のまま奥に残っていませんか。

先に結論
収納用品は、器を減らしてから、残った器と棚の寸法に合わせて選びます。減らす候補になるのは、この一年使っていない器です。引き出物などで箱に入ったままの器は、箱から出さずにまとめておいてください。

目次

全部出すと、器は三つの山に分かれる

棚に入れたまま選ぶと、奥の器が目に入りません。テーブルに布を敷いて、上の段から一段ずつ出していきます。一度に全段を出す必要はなく、一段出したら、その段の分だけ分けて戻します。

  • 毎日使う器: 手の届く高さの段に戻す
  • 年に数回使う器(来客用・季節の器): 上の段や奥に戻す
  • しまったままの器: 棚に戻さず、別の場所にまとめる

三つ目の山が、減らす候補です。迷ったときは、使えるかどうかではなく、この一年で使ったかどうかで分けてください。使えるかどうかで考えると、どの器も「使える」に入ってしまいます。

二つ目の山に入る来客用のティーセットには、金彩の入った器もあります。ウェッジウッドのティーセットを買取させていただいたときの記録にも書いたとおり、金彩の部分は食器洗い機を避け、直射日光の当たらない場所にしまってください。棚に戻すときに、日の当たらない段を選んでおくと安心です。

しまったままの器は、箱ごと別にしておく

三つ目の山には、引き出物や景品でいただいて、一度も使っていない器が混じります。こうした器は、箱から出さずにまとめておいてください。

箱に入ったまま使われていない器は、奥の段や下の引き戸の中にしまわれていることがあります。器を出すときは、奥の段と下の引き戸まで忘れずに開けてください。

和食器の五客揃いを共箱ごと買取させていただいたときの記録でも、共箱があれば一緒にお持ちくださいとお願いしています。箱があるかどうかで、査定が違ってくるためです。有田焼の茶器セットも、急須から湯呑みまで共箱に収まった状態で買取させていただきました。

共箱は、器と組み合わせてはじめて意味を持ちます。器だけを棚に並べて箱を先に捨ててしまうと、あとから組み合わせ直すことはできません。

スタッフのひとこと
お宅で食器を拝見するときに、私たちは器と一緒に箱も確かめます。箱が汚れていても、角がつぶれていても、器と一緒にしておいてください。蓋の裏や側面に書かれた窯元や作者の名前も、査定で見るところです。

収納用品を選ぶのは、残った器の寸法を測ってから

一つ目と二つ目の山を棚に戻すと、空いた段が見えてきます。仕切りやラックを考えるのは、ここからです。

準備 01棚の内寸(幅・奥行き・高さ)を測る
準備 02残した器の枚数と、いちばん大きい器の寸法を控える
準備 03何も足さない状態で、しばらく使ってみる

三つ目を入れているのは、器が減ると、仕切りが無くても出し入れに困らない段が出てくるからです。使ってみて困ったとき、その段の分だけ買い足せば間に合います。

分けた器のうち、しまったままの山をどうするかは、急いで決めなくて構いません。箱ごとまとめて置いておき、写真を撮っておけば、あとからでも私たちが拝見できます。

よくある質問

箱だけ別の場所にしまってあります

器と箱が別々でもご相談いただけます。押し入れや物置で箱が見つかったら、器と同じ場所に移しておいてください。箱に書かれた名前から、どの器の箱かが分かることがあります。

一客だけ欠けたセットがあります

揃っていない状態でもご相談ください。割れてしまった一客も、捨てずに一緒に見せていただければ、セットの様子が分かります。破損やキズのある品物も取り扱っています。

毎日使っていた器も見てもらえますか

使っていた器もご相談いただけます。洗って乾かしたら、重ねずに並べて写真を撮ってください。こびりついた汚れを落とそうと、強くこするのは控えてください。お電話でご相談いただくときは、器のおおよその数と、箱があるかどうかをお知らせいただくと、お話が早く進みます。

食器棚の奥で箱に入ったままの器を見つけたら、箱は器のそばに置いたままにしてください。収納用品を選ぶのは、その器の行き先が決まってからでも遅くありません。

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この記事を書いた人

富山・石川を中心に、古物買取や遺品整理、空き家整理などの仕事に20年以上携わっています。

質屋での勤務経験もあり、これまで貴金属・時計・骨董品・昭和レトロ品など、さまざまな品物を見てきました。

「これって売れるの?」
「古いけど価値はある?」
「捨てても大丈夫かな?」

そんな身近な疑問に、古物・骨董品バイヤーとしての経験をもとに、できるだけ分かりやすくお伝えしていきます。

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