こんにちは。リサイクルショップバイキングのスタッフです。富山と石川を中心に、遺品整理や実家の片付けのご相談に伺っています。
遺品整理をいつ始めるか。この問いの答えは、日付ではありません。先に動かせない期限があるかどうかで決まります。期限があるなら、そこから逆算する。ないなら、気持ちが追いつくまで待って構いません。
お電話で「四十九日を過ぎてからのほうがいいですよね」と確かめられることがあります。そうお考えになるのは自然なことです。ただ、賃貸の退去日や解体の予定が先に決まっている場合は、そちらに合わせるほかありません。
先に結論
期限があるなら逆算して動き、ないなら急がなくて構いません。ただし、どちらの場合も先に決めておきたいことが二つあります。探しておきたい紙ものと、形見分けの相手です。この二つが決まっていれば、あとはいつ始めても進みます。
期限が先にある場合
次のどれかに当てはまるときは、日付を決めて動いたほうが結果的に負担が軽くなります。時間が足りないと分かってからでは、選べる方法が減ってしまうためです。
三つめは見落とされがちです。県外にお住まいのご兄弟が集まれるのが年に一、二度という場合、その日に合わせて段取りを組むほうが、あとから写真だけでやり取りするより早く終わります。
期限がない場合は、待って構わない
持ち家で、誰も急いでいない。そういうときは、無理に日付を決めなくてよいと考えています。手をつけられないのは気持ちの問題であって、段取りの問題ではないからです。
ただ、置いたままにしておくと傷むものはあります。湿気の多い場所に置かれた紙もの、革製品、電池を入れたままの時計。この三つだけは、風の通る場所へ移しておいていただけますでしょうか。動かすだけで構いません。中身を確かめる必要はありません。
スタッフのひとこと
一年、二年とそのままになっているお宅にお伺いすることがあります。遅すぎるということはありません。私たちが困るのは、時間が経ったことではなく、期日の直前にお声がけいただいて伺う枠が取れないことのほうです。
始める前に決めておくこと
いつ始めるかより効くのが、この二つです。順番を逆にすると、作業の途中で手が止まります。
一つめは、探しておきたい紙ものを書き出すこと。通帳、権利書、保険の証券、契約書。どこにあるか分からなくても構いません。「探すものがある」と分かっていれば、こちらも捨てずに取り分けます。
二つめは、形見分けの相手を決めること。誰に何を渡すかまで決まっていなくても、「この人には声をかける」という名前が挙がっていれば十分です。作業が始まってから相談すると、その場で全員に連絡することになります。
- 探す紙もの … 通帳・権利書・保険証券・契約書
- 形見分けで声をかける相手の名前
- 残すと決めているものが置かれている部屋
- ご家族が立ち会える日の候補
お寺の解体にともなうご依頼から
県外のお客様から、お寺を解体される際の出張買取のご依頼をいただいたことがあります。御本尊は縁のあるお寺へお渡しし、そのほかのものは大切にしていただける方へお譲りしてほしい、というご意向でした。
寺社欄間や掛軸、仏具、経典、仏像といったお品を、ただ処分するのではなくお譲りいただいています。経緯はお寺の廃業・解体にともなう出張買取事例に書いています。
お寺で扱うお品には幅があります。寺社欄間、掛軸、仏具、経典、仏像、木魚、仏画、曼荼羅、五具足、燭台、香合、経卓。何百年と続いたお寺には、こうしたもの以外にも古いものが残っていることがあります。一つずつ拝見して、お譲りいただけるものを分けていきました。
このときは廃業にともなうご依頼でしたが、伺うのは廃業のときだけではありません。改修工事や建て替えのための解体でも、同じようにお声がけいただいています。宗派を問わず、まずはご相談を承ります。
ご家庭にも、行き先を先に決めておきたいものがあります。仏壇、位牌、写真、手紙。こうしたものをどうするかが決まらないうちは、その周りにあるものにも手が伸びにくくなります。
遺品整理・実家整理の料金について
お部屋の広さごとの料金の目安は、遺品整理の専門サイトに掲載しています。富山・石川が対応エリアで、現地にお伺いしてのお見積もりに費用はいただきません。
ほかの専門家が必要になる場面
相続の手続きや建物の解体が同時に動くときは、日程の組み方が変わります。士業の方と先に話がついていると、こちらが伺う日も決めやすくなります。逆に、手続きの見通しが立たないうちに片付けだけ先に進めてしまうと、あとから探す書類が出てくることがあります。
私たちが遺品整理を承るときは、税理士や司法書士といった士業の方から解体業者まで、外部の方々と連携しながら進めています。不動産そのものについては提携の不動産会社をご紹介する形で、私たちが売買や仲介を行うことはありません。どこまでをこちらで、どこからを専門家にお願いするかは、現地でお話を伺ったうえで整理してお伝えします。
業者に相談するタイミング
実際にご相談をいただく時期として多いのは、ご自身で少し手をつけてみて、量の見当がついたあたりです。「途中で止まってしまって」とお電話をいただくこともあります。それでも構いませんし、手をつける前にお呼びいただいても構いません。
むしろ、現場としては手をつける前のほうが見やすいところがあります。置かれたままの状態のほうが、何がどこにどう仕舞われていたかが分かるためです。「散らかったままで恥ずかしいのですが」とおっしゃる方が多いのですが、きれいに並べ直してからお呼びいただかなくて大丈夫です。
整理の中で価値のある品物が見つかった場合は、処分せずに査定のうえでご相談します。買取や無料でお引き取りできるものは私たちが搬出し、処分が必要なものについては、ご希望があれば必要な許可を持つ業者を手配します。この線引きは、お見積もりの段階でお伝えしています。
よくある質問
四十九日の前に始めても差し支えありませんか。
差し支えありません。期限がある場合は、そちらに合わせて進める形で構いません。ご家族の間で話がついていれば、時期はいつでも構いません。
まだ気持ちの整理がつきません。
急がなくて大丈夫です。湿気の多い場所に置かれている紙ものと革製品だけ、風の通る場所へ移しておいていただければ十分です。「いつまでに決めないといけませんか」と聞かれることがありますが、期限が無いなら決めなくて構いません。
相談だけしておくことはできますか。
できます。時期が決まっていない段階でも、お部屋の写真をお送りいただければ、どのくらいの作業になるかの見当をお伝えします。
精算の方法を教えてください。
現金、銀行振込、クレジットカードからお選びいただけます。買取の代金は現金または指定口座へのお振込みです。
まとめ
始める時期は、期限があるかどうかで決まります。四十九日という日付そのものが目安になるわけではありません。
そして、始める前に決めておくのは二つだけです。探しておきたい紙ものと、形見分けの相手。お寺のご依頼でも、御本尊をどこへお渡しするかははじめから決まっていました。気にかかっているものの行き先が見えていると、そのあとの相談が進めやすくなります。






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