こんにちは。リサイクルショップバイキングのスタッフです。富山・石川で、古物の買取や遺品整理、空き家の整理のお手伝いを20年以上続けてきました。
片付けが止まるのは、物の話ではなく決め方の話です。何を先に決めて、何をあとに回すか。ここが決まっていれば、手は動きます。
先に結論
最初に決めるのは、どこから手をつけるかと、その日いつ終わるか。この2つだけで十分です。判断に迷うものは「あとに回す箱」に入れて先へ進みます。そして、処分にまとめた山は、運び出す前に一度だけ見直してください。後半で、その山から古いゲーム機のソフトが出てきた一件をご紹介します。
先に決めるのは、場所と時間
一日で家じゅうを片付けようとすると、途中で力尽きます。私たちが現場でお願いしているのは、場所を1か所に絞ることです。
玄関脇の物入れ、階段下、押し入れの下段。狭くて、終わりが見える場所から始めてください。ひと区切りついたという感覚が残ると、次の日が楽になります。
時間も決めておきます。午前中の2時間だけ、と決めて始める。休憩を挟みながら、区切って進めるほうが結局は早く終わります。
「捨てる」を先に言わない
片付けの目的を、最初に言葉にしておくと進みやすくなります。「暮らしやすくする」「転ばないようにする」。目的が伝わっていれば、手を動かす理由が共有できます。
逆に、「これいらないよね」から入ると、その日の空気が変わります。ご本人にとっては、まだ使うつもりのものかもしれません。持ち主が決める、という順番を崩さないことです。
判断を急がせないための言い方もあります。「これ、どこで買ったの」「いつ頃使ってたの」。物の話から入ると、ご本人のほうから「もういいかな」と出てくることがあります。
あとに回してよいもの
その日のうちに決めなくてよいものを、先に決めておきます。箱を1つ用意して、迷ったら入れる。それだけで手が止まらなくなります。
- 写真・アルバム・手紙・日記などの記録
- 賞状、証書、契約に関わりそうな書類
- 何に使うのか分からない道具や部品
- 箱だけ、袋だけが残っているもの
- ご本人が「これは置いといて」と言われたもの
明らかなゴミ(食品類など)は、その場で分けて構いません。それ以外で迷ったものは、箱に入れて次の機会に回してください。
安全のことは、先に手を打つ
箱を置く場所が決まったら、次は足元と高さです。
床にいったん物を並べると、通り道がなくなります。並べる場所を決めて、通路は残しておいてください。脚立に上るのは、若い方の役目にしてください。上のものは下ろすだけ下ろして、中身の確認は座ってから。
重い箪笥や仏壇を動かす場面もあります。無理をせず、日を分けてください。人手が足りないときは、運び出しからご相談いただけます。
処分の山から、古いゲーム機のソフトが出てきた
片付けが進むと、「これは処分」とまとめた山ができます。ここで一度、手を止めていただきたいのです。
贈答品や骨董品を見てほしいというご依頼でお伺いしたお宅で、査定の途中に別の部屋を拝見しました。処分する予定の品物がまとめて置かれていた部屋です。「こちらも見てみましょうか」とお声がけして確認したところ、昔のファミコンのソフトや、PC-98といった古いパソコン・周辺機器が出てきました。
カセットだけでなく、当時の箱や説明書などの付属品も残っていました。保存の状態も良く、その点も含めて評価しています。
このお客様は、売るつもりでまとめておられたのではありません。処分するものとして置かれていました。そのまま捨てられていたら、と今でも思います。処分の前に見せていただけて、本当によかった一件です。
スタッフのひとこと
お伺いすると、廊下の端に積まれた箱が何年もそのまま、というお宅があります。片付けが止まったのではなく、決められないものだけが残っているのだと思います。そこは私たちが引き受けられるところです。
運び出しと処分は、分けて頼める
買取のご相談と、処分が必要なものの手配は、分けてご案内しています。
品物によっては、買取や再利用ができる場合があります。処分に回すお品は、必要な許可を持つ業者の手配を含めてご相談いただけます。運び出しをこちらで行うお品と、業者に引き取っていただくお品を、その場で分けてお伝えします。
遺品整理のご依頼で、骨董品の査定にお伺いした記録も残しています(遺品整理での査定の記録)。片付けと並行して進める場合は、拝見する順番もご相談しながら決めています。
遺品整理・実家整理の料金について
お部屋の広さごとの料金の目安は、遺品整理の専門サイトに掲載しています。富山・石川が対応エリアで、現地にお伺いしてのお見積もりに費用はいただきません。
片付けが終わったあと
一度片付いても、暮らしが続けば物は増えます。季節の変わり目に一緒に見回る、くらいの気持ちでいるほうが続きます。
次に手をつける場所を1か所だけ決めておくと、次回が始めやすくなります。全部を一度に終わらせないこと。これが、いちばんの近道だと感じています。
決めるのは持ち主、迷ったら箱へ。この2つを持っていれば、片付けは止まりません。
あとに回した箱が、そのまま何年も置いてある。そういうお宅もあります。中身が分からないままで構いませんので、一度お声がけください。
ご注意:片付けの進め方はご家庭ごとに事情が違います。この記事は現場でお願いしていることをまとめたもので、品物の取り扱いについては、状態を拝見したうえでのご相談をお願いします。
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