遺品整理・不用品処分の費用を抑える|片付けを始める前に決めておくこと

リサイクルショップバイキングで、遺品整理と買取のご相談を受け持っているスタッフです。

遺品整理の費用を抑える方法をひとつだけ挙げるなら、捨てる順番を変えることです。

日曜日に、金沢市のお客様のお宅へお見積りに伺ったことがあります。一部屋ごとに、買取のご相談ができるもの、無料でお引き取りできるもの、処分が要るものをご説明していきました。

「こちらの判断でゴミとして処分しない方が良い理由もわかりました」。お帰りぎわに、そうおっしゃっていただきました。

先に結論
費用は、運び出す量と手間で決まります。ですから、ご自身で先に減らすほど安くなるとは限りません。値段をお付けできるもの・費用をいただかずにお引き取りできるもの・処分に回るものを分けてから運ぶと、処分に回る量そのものが減ります。捨てる前に、いちど今のままを見せてください。

目次

費用が決まるのは、量と手間

お見積りで拝見しているのは、部屋数よりも中身の量です。それから、玄関までの動線。

階段しかない二階のお部屋と、駐車場を横付けできる一階では、同じ量でも手間が変わります。ここは、どちらの業者にお願いしても大きくは変わりません。

差が出るのは、運び出すものの内訳です。処分に回る量が減れば、その分だけ費用は下がります。逆に、買えるものまで一緒に処分へ回すと、二重に損をします。

ご自身で先に半分捨ててしまうと、この差をつくる余地がなくなります。処分の費用を払って運び、そのうえで買取のご相談ができたはずのものまで一緒に出ていく。実際にお伺いした先で、いちばん惜しいと感じる形です。

この記事の中で相場をお示ししないのは、量も動線も、実際に拝見するまで分からないからです。そのかわり、現地で拝見したその場で金額をお伝えします。いくらになるか分からないまま、お待たせすることはありません。

捨てる前に、3つに分ける

お宅にお伺いして最初にするのは、お部屋のものを3つに分ける作業です。値段をお付けできるもの、費用をいただかずにお引き取りできるもの、処分に回るもの。この仕分けは、こちらでいたします。

ご依頼者様には、引き出しや押し入れをそのまま開けて見せていただくだけで足りています。中身を選り分けていただく必要はありません。

実際の現場で、判断に迷いやすいのは次のようなものです。

  • 桐箱や紙包みのまま仕舞われている器・置物
  • 掛軸、屏風、床の間まわりの道具一式
  • 茶道具(茶碗・釜・棗など。茶室のあるお宅では特に)
  • 引き出しの奥のアクセサリー、時計、記念硬貨
  • 古い工具、釣具、カメラ、レコード

これらは、見た目や古さと値段が結びつきにくいものです。だからこそ、こちらで確かめてからお伝えしています。

遺品整理・実家整理の料金について

お部屋の広さごとの料金の目安は、遺品整理の専門サイトに掲載しています。富山・石川が対応エリアで、現地にお伺いしてのお見積もりに費用はいただきません。

金沢市でのお見積りで、お伝えしたこと

冒頭のお宅の話を、もう少し続けます。ご依頼者様は、骨董のようなものや掛軸、貴金属があることを気にしておられました。

お伺いして、一部屋ずつ拝見しました。古伊万里の壺や掛軸、掛時計は買取のご相談ができること。家具は無料でのお引き取りならできること。そして、処分が要るものはどれか。

一部屋ごとの説明が分かりやすかった、とも言っていただけました。その日は、ご自宅にある使わない貴金属も次回一緒に見てほしい、というお話まで頂戴しました。

この日の記録は、金沢市内での遺品整理のお見積りに残しています。

スタッフのひとこと
私たちが処分の費用を下げる知恵をお伝えするのは、お金をまずお支払いする立場だからです。買えるものが残っているほど、お客様の持ち出しは小さくなります。だから「捨てないで、そのまま見せてください」と申し上げています。

ご自身でやると効く作業、任せたほうがよい作業

ご家族でやっていただくと確実に効くのは、書類と貴重品の確認です。通帳、権利証、保険証券。これは、私たちが分けるものではありません。

衣類や日用品も、思い出の品を選り分けるところまではご家族の仕事です。ここを人任せにすると、あとから取り返しがつきません。

逆に、重いもの、高いところ、汚れているところは無理をなさらないでください。箪笥や冷蔵庫を階段で下ろして怪我をされたお話は、実際にお聞きします。

処分が要るものは、必要な許可を持つ業者へつなぎます。許可の無い回収に出すと、不法投棄などの問題につながることがあるためです。

引き出しの中身だけ、先に出しておく

実際の現場で、いちばん時間を使うのは箪笥と押し入れの中身です。着物の間から帯留めが出てきたり、たとう紙に包まれたまま何十年も置かれていたり。

ですから、家具ごと運び出す前に、引き出しを全部開けて中身だけ一か所に出しておいていただけると助かります。その日の作業が目に見えて早く終わります。

「これは値段が付かないと思って」とおっしゃって、脇によけてある箱を見かけることもあります。よけてあるものほど、こちらは開けて確かめています。

よくいただく質問

片付けの途中でも来てもらえますか

途中でも構いません。むしろ、手をつける前のほうが、お伝えできることが多くなります。段ボールに詰めたあとだと、中身が見えなくなってしまいます。

値段が付かないものばかりだったら、申し訳ないのですが

お気になさらないでください。値段が付かないと分かること自体が、次の判断につながります。その場でご説明します。

相続の手続きや家の売却も相談できますか

会社としての法律のご相談はお受けできません。ただ、名義がそのままなら司法書士、家の売り先を探すなら不動産会社、というふうに、伺ったご事情に合わせて専門家をご紹介しています。

片付けを始める前に

金沢市のお客様に喜んでいただけたのは、値段の高さではありません。一部屋ずつ、何が残せて何が処分になるかをご説明したことでした。

順番を変えるだけで、負担は変わります。片付けの日取りが決まったら、その前にいちどお声がけください。お電話でも、店頭にお持ちいただく形でも構いません。

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この記事を書いた人

富山・石川を中心に、古物買取や遺品整理、空き家整理などの仕事に20年以上携わっています。

質屋での勤務経験もあり、これまで貴金属・時計・骨董品・昭和レトロ品など、さまざまな品物を見てきました。

「これって売れるの?」
「古いけど価値はある?」
「捨てても大丈夫かな?」

そんな身近な疑問に、古物・骨董品バイヤーとしての経験をもとに、できるだけ分かりやすくお伝えしていきます。

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