金・貴金属を査定に出す前に|確認したい重量・純度・付属品のポイント

こんにちは。リサイクルショップバイキングのスタッフです。

遺品整理でお伺いすると、必ずと言っていいほど出てくるのが「これは金なんでしょうか?」という品物です。指輪、記念のメダル、仏具、万年筆のペン先。見た目が金色でも中身はさまざまで、正直なところ、私たちも手に取って確かめるまで断定はしません。

富山と石川でこの仕事に二十年以上携わり、質屋に勤めていた頃から数えると、同じ質問を何度いただいたか分かりません。ただ、お答えする内容はいつも同じです。見るところは決まっています、と。

先に結論
金・貴金属の査定で見るのは、素材の種類・重量・純度・付属品です。ご自身で選別できなくて大丈夫。「金かもしれないもの」をまとめて、そのままお持ちください。

目次

査定で確認しているのは主に4つ

金色に見える品物を前にして、私たちが順番に確かめているのは、重量・純度・状態・付属品の4つです。この4つをたどっていくと、少なくとも「これが何であるか」までは、その場ではっきりします。

重量

貴金属は重さが基本になります。台所のはかりでおおよその重さが分かれば、ご相談の時点で話が早くなります。実際、「量ってみたんですけど、これで合っていますか」とメモを添えてお持ちくださる方もいらっしゃいます。

ただし宝石や樹脂、留め具などが付いているものは、その分の重さを差し引いて考える必要があります。全体の重さがそのまま貴金属の重さになるわけではありません。石が留まっていれば石の分、金具が付いていれば金具の分。ここを分けて見るのが査定の最初の作業です。

純度・品位

指輪の内側や留め具、チェーンの先端などに小さな刻印が入っていることがあります。K18、750、PT900、SV925 といった表記が代表的です。これらは金や白金の含有量を示すもので、同じ「金色」でも数字が違えば内容が変わります。

刻印は、虫眼鏡がないと読めないほど小さいものも少なくありません。指輪なら内側、ネックレスなら留め具の脇、と入る場所はおおよそ決まっているので、私たちはそこから順に見ていきます。

注意していただきたいのが、GP、GF、KP、メッキ、といった表記です。これらは表面加工を示すもので、素地は別の金属というケースがあります。刻印が薄れていたり、そもそも刻印がない品物も珍しくありません。刻印だけで判断せず、実際に測定して確認します。

状態

変形、切れ、欠け、留め具の破損など、状態も確認します。「壊れているし、もう捨てるしかないですよね」と思われるかもしれませんが、壊れているから価値がない、ということではありません。片方だけのピアス、切れたチェーン、石が外れた指輪も、そのままの状態でお持ちください。直そうとして手を加えるうちに、かえって元の作りが分からなくなってしまう場合もあります。

付属品

購入時の箱、保証書、鑑定書、袋、替えのコマなどが残っていれば、一緒に見せていただきます。品物の内容を確認する手がかりになるからです。特に時計やブランドのジュエリーは、付属品の有無で見方が変わります。空箱だけが別の場所から出てくることもありますので、中身と揃っていなくても、あればお持ちいただければと思います。

裏を返すと、ご相談の前にしていただけることは、それほど多くありません。強いて挙げれば、次の3つです。

準備 01おおよその重さを量っておく。正確でなくて構いません
準備 02箱・保証書・鑑定書・袋が見つかれば、品物と一緒に出しておく
準備 03仕分けはしない。金かどうか分からないものこそ、まとめてお見せいただく

査定前にしないほうがよいこと

反対に、良かれと思ってされたことが裏目に出てしまう場合もあります。次の4つは、査定に出す前にはお控えいただけると助かります。

  • 強くこすって磨く(表面加工の品物は加工が落ちることがあります)
  • 自分で分解する、石を外す
  • 刻印を削ってきれいにする
  • 複数の品物をまとめて袋に入れて絡ませる

いずれも状態を確認しづらくする方向に働きます。特に磨きは、表面の加工ごと削ってしまうと、元がどういう品物だったのかをたどる手がかりまで消えてしまいます。汚れやくすみはそのままで構いません。仕分けも不要です。気になるものを、そのままお見せください。

遺品整理・実家の片づけで見落としやすい場所

貴金属は、しまった本人にしか分からない場所に納められていることがあります。私たちが片づけの現場でよく開けてみる場所を挙げておきます。

  • 仏壇の引き出し、位牌の裏
  • 和箪笥の帯締めや小物と一緒の袋
  • 記念品の箱、表彰の楯と同じ場所
  • 古い財布や名刺入れの中
  • 使っていない眼鏡ケース、印鑑ケース

記念メダルや粗品でいただいた品物が、素材としては貴金属だったという例もあります。判断がつかないものは、処分の前に一度お見せいただければと思います。捨ててしまってからでは、確かめようがありません。

金額の考え方について

金額は、品物の種類、重量、純度、状態、付属品の有無、そのときの市場の状況によって変わります。同じように見える品物でも、内容が違えば結果は変わりますので、記事の中で目安をお伝えすることはできません。私たちが記事に書けるのは、あくまで「どこを見るか」までです。

以前、遺品整理でお伺いした際に、「金は今どうなっているの」とご質問をいただいたことがありました。純金の地金は取引の条件によって見方が変わること、重量と純度を確認していくことなどをその場でご説明しました。そのお客様の品物はご自宅になく、その日は査定に至りませんでしたが、こうしたご質問はよくいただきます。分からないことは、査定の場でも遠慮なくお尋ねください。

実際にあった事例

金や銀は、指輪やネックレスのような装身具だけでなく、思いがけない形で残っています。当店の実際の買取記録から、いくつかご紹介します。

たとえば、地方自治法の施行六十周年を記念して発行された千円銀貨のプルーフ貨幣セット。専用のケースに収められた記念貨幣ですから、「記念品にお金の話は似合わないのでは」と思われるかもしれません。ただ、査定で見るところはほかの品物と変わりません。素材が銀であること、セットの中身が揃っているか、ケースや証明書が手元に残っているか。一つずつ確認したうえで、実際にお買取りした記録が残っています(地方自治法施行六十周年記念 千円銀貨幣プルーフ貨幣セットの買取事例)。

ほかにも、こうした品物をお預かりしています。

海外ブランドのアクセサリーも、古い外国の硬貨も、「これは対象になるのだろうか」と迷いやすい品物です。実物を確認して初めて分かることばかりですから、迷ったものほど、処分の手を止めて残しておいていただければと思います。

スタッフのひとこと
質屋の時代から数えきれないほど貴金属を見てきましたが、「意外なものが金だった」という驚きは今でもあります。仏具の飾りや帯留めなど、思わぬところに使われているんです。

よくあるご質問

金かどうか自分では分からない

そのままで大丈夫です。刻印の有無や見た目だけでは判断できないものも、実物を確認してご説明します。磨いたり試したりせず、現状のままお持ちください。

刻印が見当たらない品物はどうなるのか

刻印がないから対象外、ということにはなりません。摩耗して読めなくなっているものも、もともと刻印を入れていないものもあります。その場合は重量と測定の結果から確認していきますので、刻印を探して削ったりせず、そのままお見せください。

数が少なくても見てもらえるか

1点からご相談いただけます。遺品整理や実家の片付けの途中で出てきた1点だけ、というご相談も日常的に承っています。

ご相談から買取までの流れ

  1. お電話またはメールでご相談ください。写真をお送りいただくだけでも構いません。
  2. 出張査定をご希望の場合、日程を調整してお伺いします。ご相談・出張査定は無料です。
  3. その場で品物を確認し、何をどう見たのかをご説明します。
  4. 内容にご納得いただけた場合のみ、お買取りします。金額に納得いただけなければ、お断りいただいて構いません。

説明を省いて話を進めることはしません。分からないまま手放してしまうことのないよう、確認したことは一つずつお伝えします。

遺品整理でお伺いした際に、骨董品や古美術品、リサイクルできる品物が出てきた場合も、あわせてご相談いただけます。買取や引き取りができないもので処分が必要な品物については、ご希望があれば提携している処理業者の手配についてもご相談を承ります。

冒頭の「これは金なんでしょうか」という問いに、記事だけでお答えすることはできません。ただ、どこを見て確かめるのかは、ここまでお伝えしたとおりです。大切にされてきた品物です。まずは状態を確認するところから、ご一緒させてください。

無料査定・お問い合わせはこちら

LINEで、写真を送るだけ|友だち追加はこちら

富山県内のご相談窓口 076-494-1380

根塚店の持ち込み買取窓口 076-482-5297

石川県内のご相談窓口 076-214-5555

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

富山・石川を中心に、古物買取や遺品整理、空き家整理などの仕事に20年以上携わっています。

質屋での勤務経験もあり、これまで貴金属・時計・骨董品・昭和レトロ品など、さまざまな品物を見てきました。

「これって売れるの?」
「古いけど価値はある?」
「捨てても大丈夫かな?」

そんな身近な疑問に、古物・骨董品バイヤーとしての経験をもとに、できるだけ分かりやすくお伝えしていきます。

コメント

コメントする

目次