断捨離が途中で止まるのは、量が多いからではありません。「これはどっちだろう」と迷うものが、途中で必ず出てくるからです。順番を決めておくと、そこで止まらなくなります。
出張買取でお伺いすると、玄関先にゴミ袋がいくつか並んでいることがあります。「今ちょうど片付けてまして」と申し訳なさそうに言われるのですが、その袋の口から黒ずんだ金属が見えていることがあります。
先に結論
断捨離は「役目が終わったもの」から手を付けると止まりません。ただし、迷わず捨てる側に入れる前に一度見てほしいものがあります。黒く変色した金属、箱や説明書が残っているもの、そして動かなくなった機械です。この三つは、見た目と評価が一致しないことがあります。
この記事で確認できること
- 断捨離を止めない「順番」の考え方
- 迷わず手が動くのは、どういうものか
- 捨てる側に入れる前に、一度見てほしい三つ
- 判断が付かないものの置き場所の作り方
- その場で決めなくてよくする方法
まず決めるのは、場所と時間
断捨離のやり方を調べると、たいてい「必要・不要・保留の三つに分ける」と出てきます。これはその通りで、私たちも査定でお伺いする中で、この分け方で進めておられるお宅を見ています。
ただ、三つに分ける前に決めておくことがあります。今日はどこをやるのか、何分やるのか、の二つです。
範囲を決めずに始めると、押し入れを開けた時点で全体量が見えてしまい、手が止まります。引き出し一段、棚一段、という単位で十分です。
迷わず手が動くのは、役目が終わったもの
最初に手を付けるのは、判断が要らないものです。具体的にはこういったものになります。
- 賞味期限・消費期限が切れた食品、開封して時間が経った調味料
- 中身を使い切った容器、空き箱、詰め替えの外袋
- レシート、期限の過ぎたクーポン、読み終えた広告
- インクの出ないペン、片方だけの手袋や靴下
- 取扱説明書のうち、その製品を手放したもの
共通しているのは「もう一度使う場面が思い浮かばない」ことです。ここで迷いが出ないので、手が動きます。
一袋分でも減ると、その後の判断が軽くなります。断捨離の最初の三十分は、この作業に充てて構いません。
捨てる側に入れる前に、一度見てほしい三つ
断捨離の手順を紹介している記事の多くは、この次に「買い直せるものから捨てる」「金額の小さいものから捨てる」と続きます。考え方としては分かりやすいのですが、買取に伺う立場から見ると、この判断でこぼれているものがあります。
黒く変色した金属
銀は空気に触れると黒ずみます。何十年もしまわれていた銀盃や銀杯は、真っ黒になっていることが珍しくありません。
見た目が黒いので、傷んだものだと思われてゴミ袋に入っていることがあります。ですが黒ずみは表面の変化であって、素材そのものが変わったわけではありません。当店でも純銀の銀杯や銀製品をお預かりした実例があります。
磨いてから、ということも考えなくて大丈夫です。状態はそのままで構いません。
箱や説明書が残っているもの
古いものは、本体だけよりも、箱・説明書・付属品がそろっている状態のほうが評価が変わることがあります。特に古いゲームや古いパソコン関係では、箱の傷み具合や説明書の状態も見るところになります。
贈答品の査定でお伺いしたお宅で、別の部屋に処分予定の品物がまとめられていたことがありました。声をかけて見せていただくと、昔のファミコンソフトや古いパソコンと周辺機器が出てきました。「モアイくん」「ダークロード」「MOTHER」、スーパーファミコンでは「ルドラの秘宝」。カセットだけでなく、当時の箱や説明書が残っていて、保存状態も良いものでした。
そのお客様は売るつもりではなく、処分するものとしてまとめておられました。同じタイトルでも、カセットのみか箱と説明書付きかで評価が数倍変わることもあります。当店でもファミコンソフトをまとめてお預かりした実例があります。
ただし、箱が残っていれば何でも、というわけではありません。箱の傷みや色あせ、説明書の状態も見るところになります。
スタッフのひとこと
袋にまとめてしまった後だと、私たちからは中が見えません。捨てる側に入れる前に、手が止まったものだけ一声かけていただけると助かります。並べ直していただく必要はありません。
動かなくなった機械
故障した家電は迷わず捨てる、と書かれていることがあります。ここは一度立ち止まっていただきたいところです。
動かない状態でお預かりした実例があります。1980年代のラジオカセットデッキを、ジャンクとしてお預かりしたものです。古い機械は、部品として必要とされることや、レトロなデザインそのものが求められることがあります。
昭和レトロの人気で、いわゆる高級機ではないラジカセにお値段が付くこともあります。古めのデジタルカメラも需要があります。屋外に置かれていた状態のギターにお値段が付いたこともありました。
判断が付かないものは、箱を一つ用意する
上の三つに当てはまるもの、それから「捨てるか迷う」と思ったものは、その場で決めなくて構いません。
段ボールを一つ用意して、そこに入れていきます。決めないことを決める、という置き場です。
この箱があると、断捨離の速度が上がります。迷ったときに手が止まらないからです。
写真を撮っておけば、その場で決めなくていい
箱に入れたものは、まとめて写真に撮っておくと後が楽になります。
全体を一枚、気になるものを個別に一枚ずつ。文字が入っているものは、その部分も撮っておきます。箱の側面や底の刻印、説明書の表紙などです。
写真があれば、後からご相談いただくときにそのまま送っていただけます。品物を運ぶ必要も、当日まで待つ必要もありません。
まとめ
断捨離は、順番を決めると止まらなくなります。
- 今日やる場所と時間を先に決める
- 期限切れの食品、空の容器、レシートなど、役目が終わったものから手を付ける
- 黒く変色した金属、箱や説明書が残っているもの、動かない機械は、捨てる側に入れる前に一度見る
- 迷ったものは箱へ。見直す日付も決めておく
- 箱の中身は写真に撮っておく
玄関先に並んでいたゴミ袋。袋の口から見えていた黒ずんだ金属は、声をかけて出していただきました。分けた後でも、袋に入れた後でも、間に合うことはあります。
判断に迷うものが出てきたら、そのまま置いておいてください。こちらへ写真を送っていただくだけでも構いません。






コメント
コメント一覧 (5件)
[…] 断捨離をどこから始めるかという話は断捨離は何から捨てる?迷わず手が動く順番と、その前に見てほしいものに書きました。ここでは棚の一段に絞ります。 […]
[…] 断捨離は何から捨てる?迷わず手が動く順番と、その前に見てほしいもの […]
[…] 断捨離は何から捨てる?迷わず手が動く順番と、その前に見てほしいもの […]
[…] 断捨離は何から捨てる?迷わず手が動く順番と、その前に見てほしいもの […]
[…] 断捨離は何から捨てる?迷わず手が動く順番と、その前に見てほしいもの […]