遺品整理で揉めるのは「価値が分からないもの」|分ける前にできること

こんにちは。リサイクルショップバイキングのスタッフです。

遺品整理で話がこじれるのは、金額の大きなものより「いくらぐらいなのか誰にも分からないもの」です。

ご兄弟でお立ち会いのお宅にお伺いしたときに、押し入れから出てきた箱を前にして手が止まることがあります。「これ、価値あるのかな」「分からないなら置いておこう」。そのまま話が先に進まなくなります。

先に結論
分からないものを分からないまま分けようとすると、話が止まります。先に「これは何で、どのくらいのものなのか」を見える状態にしておくと、そのあとの相談が進みます。相続の手続きそのものは専門家の領域ですが、品物のところは先に片づけられます。

目次

この記事で確認できること

  • 遺品整理で揉めやすい三つの型
  • 「価値が分からないもの」を先に見えるようにする進め方
  • 分ける前にしておくと後が楽になること
  • 専門家に相談する範囲と、こちらで扱える範囲

揉めやすいのは、だいたい三つの型

ご相談の場に立ち会っていると、話が止まる場面は決まったところに現れます。

型 01口約束だけで決めていた。「あれは自分がもらうことになっていた」が食い違う
型 02誰かが先に進めてしまった。あとから「あれはどこへ行ったのか」になる
型 03価値が分からない。判断できないので、そこで止まる

型01と型02は、話し合いと段取りの問題です。ここは記事にするより、ご家族で決めていただくほうが早い部分になります。

私たちがお手伝いできるのは型03です。そして型01と型02も、もとをたどると型03から始まっていることがあります。値打ちが見えていれば、口約束のままにも、先に片づけてしまうことにもなりにくいからです。

「価値が分からない」が、そのまま置き去りにされる

分からないものは、二つの行き先に分かれます。誰も触らずに残るか、判断しないまま処分の側に入るかです。

どちらも、あとで問題になります。残ったものは次に集まったときにまた同じ話になりますし、処分してしまったものは「あれはどうしたのか」と後から出てきます。

スタッフのひとこと
趣味の品は、ご家族から見て金額の見当が付きにくいものの代表です。トレーディングカードをまとめてご相談いただいたこともあれば、模型のレールやパーツを一式でお持ちいただいたこともあります。集めていたご本人以外には、どこに値打ちがあるのかが見えにくい品物です。

分ける前に、見える状態にしておく

順番を一つ変えるだけで、話の進み方が変わります。分けてから価値を調べるのではなく、見える状態にしてから分けます。

  • 残すと決まっているものだけ、先に別の部屋か一か所へ集める
  • 判断が付かないものは、処分の山に入れず、そのままにしておく
  • 箱や付属品は、中身と離さない
  • その場にいない方がいるなら、写真を撮っておく

写真は、その日に集まれなかったご家族と話すときにも使えます。文字で「古い壺」と伝えるより、一枚あるほうが話が早く済みます。

残すものの分け方はこちらの記事にまとめました。

品物のところと、手続きのところを分けて考える

「これ、税金はどうなりますか」と査定の場で聞かれることがあります。答えられないので、正直にそうお伝えしています。

遺品整理には、私たちが扱える部分と、専門家にお願いする部分があります。

当店で行うのは、品物を見て査定することです。整理の途中で価値のある品物が見つかった場合は、処分せずに査定のうえでご相談します。出張でのお見積もりに費用はいただきません。金額にご納得いただいた場合のみ買取となり、その場で決めていただく必要もありません。

一方で、遺産の分け方、相続の手続き、税に関わることは私たちの領域ではありません。当店では税理士や司法書士とも連携していますので、必要な場面ではおつなぎしています。品物のことは私たちが、手続きのことは専門家が。分けたほうが、ご相談も進めやすくなります。

もう一つ、頼む先を決めるときに確かめておくとよいことがあります。整理と処分をまとめてお願いするなら、その相手が何をできるのかを見ておいてください。買い取る仕事と廃棄物を回収する仕事は、必要な許可が別々です。見積書のどこを見れば分かるかは、こちらの記事にまとめました。

まとめ

分からないものを分からないまま分けようとすると、そこで止まります。

  • 揉めやすいのは、口約束・先に進めた・価値が分からない、の三つ
  • 口約束も先走りも、もとをたどると「価値が分からない」から始まっていることがある
  • 分けてから調べるのではなく、見える状態にしてから分ける
  • 残すものを先に一か所へ。判断が付かないものは処分の山に入れない
  • 品物は当店、手続きは専門家。分けて相談する
  • 整理と処分をまとめて頼むときは、相手の許可の範囲も確かめる

押し入れの前で手が止まった箱は、そのまま置いておいてください。開けて分けていただかなくても、その状態で確かめられます。

その場にいないご家族には、写真を見てもらうところから始められます。

あわせて読みたい

無料査定・お問い合わせはこちら

LINEで、写真を送るだけ|友だち追加はこちら

富山県内のご相談窓口 076-494-1380

根塚店の持ち込み買取窓口 076-482-5297

石川県内のご相談窓口 076-214-5555

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

富山・石川を中心に、古物買取や遺品整理、空き家整理などの仕事に20年以上携わっています。

質屋での勤務経験もあり、これまで貴金属・時計・骨董品・昭和レトロ品など、さまざまな品物を見てきました。

「これって売れるの?」
「古いけど価値はある?」
「捨てても大丈夫かな?」

そんな身近な疑問に、古物・骨董品バイヤーとしての経験をもとに、できるだけ分かりやすくお伝えしていきます。

コメント

コメントする

目次