「これ、粗大ごみで出すしかないですよね」。そう思ったまま処理券を買いに行く前に、家具の出張買取に伺うスタッフの立場から一つだけお願いがあります。座面の裏の札を、一枚だけ見てください。メーカー名と型番が読めれば、市の収集に出す前に写真でご相談いただける品物です。
引っ越しの荷造りが進んだ部屋で、最後まで残るのがソファーです。玄関を通らない、二人でも階段を降ろせない、市の収集日まで一週間ある。そんな場面で、どちらへ出すかを決める順番をまとめました。
先に結論
ソファーの行き先は二つです。メーカーの札があり、張り地に破れやへたりが無ければ、写真でご相談ください。札が無い、破れがある、応接セットのような大型のものは、市の戸別収集に出すのが確実です。金沢市も富山市も、家の中からの運び出しは市ではしてもらえないので、玄関先まで出せるかも先に考えておいてください。
見てもらうか、市の収集に出すかの分かれ目
順番は三つです。札、状態、大きさの順に見ていきます。
- 札: 座面の裏か、背もたれの裏、脚の付け根に、メーカー名と型番の札や刻印があるか
- 状態: 張り地の破れ、座面のへたり、しみや匂いがあるか
- 大きさ: 一人で動かせるか。コーナーのついた応接セットか
札があって状態がよければ、その札の写真と全体の写真を送ってください。写真を拝見して、お伺いするかを決めます。私たちも、カリモク、マルニ木工、カッシーナ、柳宗理、ハーマンミラーのような、名前で流通している家具のお引き取りをしています。名前が無い量販の品や、破れやへたりのある品は、市の収集に出すほうが早く片が付きます。
「買取できるかどうか」は、写真を拝見してからでないとお答えできません。ただ、札を見る一手間で、収集の申し込みをする前にご相談できるかが分かります。
買取のご相談になったソファーの記録
モデルルームのようなお宅で、カリモク60のKチェア 2シーター、黒い張り地をお引き取りした記録があります。別のお宅では、マルニ木工のレトロな雰囲気のアームソファをお引き取りしました。どちらも、メーカーの名前で呼べる家具です。
どちらのお宅も、ソファーそのものは大きくて重い品物でした。それでも名前が分かる家具だったので、粗大ごみの手続きより先に、私たちへのご相談になっています。
札の写真と全体の写真の二枚があれば、お伺いする前に、ご相談になる品物かどうかをお伝えできます。札が無い、あるいは状態がよくないソファーは、ここから先の市の収集の出し方に進んでください。
金沢市・富山市の戸別収集の出し方
市の収集に出すと決めたら、両市とも事前の予約が要ります。手順と料金は、市のページに載っている内容のとおりお伝えします。
出典は金沢市「有料戸別収集」と「有料戸別収集粗大ごみ 品目一覧」、富山市「家庭ごみの戸別有料収集」(いずれも2026年9月18日確認)です。料金や受付時間は変わることがあるので、申し込む前に市のページで見直してください。
両市に共通しているのが、家の中からの運び出しは市ではしない、という点です。金沢市は玄関前などの1階屋外、富山市は屋外の収集しやすい場所に、ご自分で出しておく必要があります。二階の部屋から降ろせないソファーは、この時点で行き詰まります。
降ろせないと分かったときに相談先を探し始めると、収集日に間に合いません。予約の前に、通る経路を一度歩いてみてください。
金沢市はもう一つ、2メートル以上か55キログラム以上の物は市で収集しないと決めています。大きな応接セットは、この線に引っかかることがあります。
お店で使っていたソファーは、家庭ごみとは扱いが違う
店舗の待合や事務所の応接で使っていたソファーは、家庭ごみとして出せません。富山市は、会社やお店から出るごみは事業者の責任で処理するもので、ごみ袋一つ分の少量でも町内の集積場に出せないと案内しています(富山市「事業系ごみの減量」、2026年9月18日確認)。
この場合は、処分が要る物として、必要な許可を持つ業者に頼む形になります。お店の閉店で家具がまとめて出るときは、買取のご相談になる物を先に分けてから、残りの処分を業者に頼むと、運ぶ量が減ります。事務所や店舗の家具の話は、別の記事に分けて書いています。
スタッフのひとこと
ソファーは、処分の手続きを先に始めてしまうと、あとから「実は名前のある家具だった」と分かっても戻せません。処理券を買う前に、札の写真を一枚送ってください。買取できるものがなかった場合でも出張料など費用が発生することはありません。
よくいただくご質問
張り地に破れがあり、座面もへたっています
破れとへたりの両方がある場合は、写真でのご相談ではなく、市の戸別収集が確実です。両市とも予約が混む時期があるので、状態が分かった時点で早めに申し込んでください。
二階の部屋から降ろせません
写真を送るときに、階段の幅と曲がり角、エレベーターの有無も一緒に教えてください。買取のご相談になる品物であれば、その経路で搬出できるかを先に確かめてから伺います。処分が要る品物は、必要な許可を持つ業者の手配をご相談ください。
お店の待合で使っていたソファーです
名前のあるメーカーの品なら、閉店や模様替えのタイミングで、ほかの備品と一緒に写真をお送りください。残る物は、必要な許可を持つ業者へつなぎます。事務所や店舗の家具のまとめ方は、別の記事に書いています。
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重くて動かせないソファーなら、無理にひっくり返さなくて構いません。座面の下に手鏡を差し込んで札を探すか、「動かせない」と一言添えて全体の写真だけ送ってください。






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