「不用品を買い取ります」と電話が来たら|訪問の約束をする前に確かめること

訪問の約束をする前に 買取の電話が来たら 確かめる三つ

「近くを回っているので、ご不要の物があれば伺います」。家の電話にこう掛かってきても、その場で日を決めなくて構いません。訪問の約束は、会社名と来る目的を確かめてからでも遅くありません。

出張買取でお客様のお宅に伺っている立場から、電話を受けた時点で確かめていただきたいことをまとめます。「断ったら失礼かな」と迷う方にこそ、読んでいただきたい内容です。

先に結論
電話で訪問を持ちかけられたら、会社名と住所、何を買い取りに来るのかを聞いてください。答えがはっきりしない、日取りをその場で決めさせようとする、といった場合は約束をしないでください。困ったときは消費者ホットライン「188」に電話すると、地域の消費生活センターへつないでもらえます。

目次

電話の一本目で確かめる三つ

玄関先まで来られてからでは、断りにくくなります。確かめるなら電話のうちです。

確認 01会社名と住所。店舗があるかどうか
確認 02何を買い取りに来るのか。品物の種類を先に言うかどうか
確認 03訪問の日取りを、その場で決めさせようとしないか

一つ目は、あとで連絡を取るためです。名乗らない電話なら、約束は控えてください。

二つ目は、家に上がってから話が変わるのを防ぐためです。電話では「ご不要の物」と言っていたのに、訪ねてきてから指輪やネックレスを出すよう求められた。そうならないように、何を見に来るのかを先に聞いておきます。

三つ目は、ご家族と相談する時間を残すためです。「今日の午後なら伺えます」と言われると、つい返事をしてしまいます。その日のうちに決める理由は、お客様の側にはありません。

消費者庁のガイドにある、訪問購入の事業者の決まり

自宅を訪ねて品物を買い取る取引は、特定商取引法で「訪問購入」と呼ばれています。消費者庁の特定商取引法ガイド「訪問購入」(2026年9月16日確認)には、事業者側の決まりとして次のような項目が並んでいます。

  • 勧誘の前に、事業者の名称、勧誘の目的、買い取る物品の種類を告げること
  • 勧誘を頼んでいない人に対して、自宅などで勧誘をしたり、勧誘を受ける意思があるかを確かめたりしてはいけないこと
  • 契約を結ばない意思を示した人に、その訪問のときも、その後も勧誘をしてはいけないこと

ガイドに並ぶのは、ご自宅などで勧誘を受ける場面の決まりです。電話で確かめる三つは、その手前でご自分を守るための備えとして考えてください。

一件ごとにどの決まりが当てはまるかは、記事の上では判断できません。迷ったときは消費者ホットライン「188」へどうぞ。最寄りの消費生活センターを案内してもらえます(消費者庁「消費者ホットライン」、2026年9月16日確認)。

約束する前に、ご家族と写真で決める

決まりを知っていても、電話口ですぐに判断するのは難しいものです。188に相談するほどではないと感じたときも、その場では決めずに、いったん電話を切ってください。

電話を切ったら、手放してもよいと思う品物の写真を撮り、ご家族に見せてください。売るかどうか、どこに相談するかは、そのあとで決めても間に合います。ご家族が離れて暮らしている場合は、撮った写真を送り、電話で一緒に見ながら話してください。写真はご家族に様子を伝えるためのものなので、うまく撮れていなくても構いません。

私たちへのご相談は、お電話・メールフォーム・LINEでお受けしています。LINEなら写真をお送りいただくだけで、お伺いする前に品物の様子を確かめられます。メールフォームからのお問い合わせには、2営業日以内にお返事しています。

お見積もりをお出ししたあとも、その場で決めていただく必要はありません。後日のお返事で構いません。

私たちの出張も、ご依頼やご紹介をいただいてから日取りを決めています。ある日の出張買取の記事には、建て替えを控えたお宅への不動産会社からのご紹介、引越しに伴うご依頼、店舗を閉めるための査定が並んでいます。電話で日取りを急かされても、訪問の日はご家族と話してから決めて構いません。

スタッフのひとこと
お見積もりのあとに考える時間を取っていただくのは、私たちにとっても当たり前のことです。電話でも同じで、ご家族と話してからかけ直していただければ十分です。急いで決める必要はありません。

よくある質問

電話で訪問の日を決めてしまいました

約束の日より前に、相手の会社へ連絡して取りやめてください。連絡先を控えていない場合や、断っても来そうで不安な場合は、188に電話して相談窓口につないでもらってください。

断ったのに、また電話がかかってきます

かかってきた日時と、相手が名乗った会社名をメモしておいてください。契約しない意思を示した人への勧誘についても、ガイドには項目があります。当てはまるかどうかの判断は、そのメモを持って相談窓口に任せてください。

家に来てもらう前に、写真で見てもらえますか

はい、LINEで写真をお送りください。品物の全体と、裏や底にある刻印や銘が写っていると、お話が早く進みます。

電話は、いったん切ってから考えて構いません。会社名を書き留めたメモが一枚あれば、次にどうするかはご家族と一緒に決められます。

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この記事を書いた人

富山・石川を中心に、古物買取や遺品整理、空き家整理などの仕事に20年以上携わっています。

質屋での勤務経験もあり、これまで貴金属・時計・骨董品・昭和レトロ品など、さまざまな品物を見てきました。

「これって売れるの?」
「古いけど価値はある?」
「捨てても大丈夫かな?」

そんな身近な疑問に、古物・骨董品バイヤーとしての経験をもとに、できるだけ分かりやすくお伝えしていきます。

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