家の中でつまずくのは通り道|物を減らすだけでできる備え

廊下の片側に段ボール箱と新聞の束が積まれている様子

家具を運び出すためにお伺いすると、物が積まれているのは決まった場所です。廊下の端、階段の下、玄関の上がり口、使っていない部屋の入口。どれも通り道です。

「歩くところは空いているから大丈夫」。住んでいる側が困らないのは、体の向きを変えて通る動きが身に付いているからです。

先に結論
家の中で足を取られるのは、部屋の真ん中ではなく通り道です。手すりを付ける前に、床に置かれた物を通り道から外すだけで、歩ける幅が戻ります。確かめる場所は、玄関の上がり口・廊下・階段の下・使っていない部屋の入口の四つです。

目次

つまずくのは、家の中の通り道

私たちがお伺いして荷物を運び出すときに幅を確かめるのも、廊下や階段といった通り道です。段ボール、新聞の束、使っていない座卓、順に積まれた衣装ケース。歩く分の幅は空いていても、物を持って通れる幅は残っていません。

荷物を両手に持っているとき、夜に電気をつけずに通るとき。体の向きを変える余裕がなくなって、足を取られます。玄関の上がり口に履かない靴が並んでいると、段差の手前で足を置く場所が狭くなり、荷物を持ったまま体を回すことになります。危ないのはそこです。

  • 玄関の上がり口に、履かない靴や傘立てが並んでいないか
  • 廊下の片側に、段ボールや新聞の束、電気のコードが出ていないか
  • 階段の下と踊り場に、物が積まれていないか
  • 使っていない部屋の入口が、物でふさがれていないか

この四つに物が置かれていないかだけ、ご家族に見ていただければ十分です。置かれていたら、次は片付け方ではなく、何を家から出すかの話になります。

床の物を減らすと、歩ける幅が戻る

床に置かれている物には、置き場所が決まっていない物が多く含まれます。いただいた箱、買い替えた家電の空き箱、しまう場所がなくなった衣装ケース。お宅にお伺いして拝見すると、どれも「しまう場所を決めないまま、とりあえず廊下に出した」という物です。

棚を買い足すと、置ける量は増えますが歩く幅は減ります。増やすより、いま使っていない大きい物を先に出すほうが、床が見えるようになります。鏡台や茶箪笥のように上にも物を置ける家具は、出すと二段ぶんの置き場所が空きます。

スタッフのひとこと
出すか迷う家具は、一度どけて何日か暮らしてみてください。ご家族が来られる日に合わせて動かすと、元に戻すこともできます。無くても困らなかった物は、そのまま出せます。

使っていない家具は、出すところまでご相談できる

ご自分では動かせない家具が残っていると、そこから先が止まります。箪笥、茶箪笥、応接セット、使っていない鏡台。二階に上げたまま下ろせない物もあります。

二階に置かれたままの物は、荷物の量や階数、搬出の経路によってお伺いの段取りが変わります。無理に動かさないでください。壁や床を傷めますし、けがをします。

こうした家具は、状態によってお引き取りや買取のご相談ができます。無垢材のダイニングチェアをお引き受けしたことがあります(松本民芸家具 ダイニングチェア 刻印 ヴィンテージ 木製家具買取りました)。刻印が残っていたため、無垢材の作りと合わせて確かめました。

木の家具は、傷や日焼けがあっても拝見します。ご自分で判断して処分に回す前に、写真を一枚お送りください。脚の付け根と、天板の面が写っていると分かりやすくなります。量が多いお宅では、日を分けてお伺いすることもあります。

お値段が付かない物でも、運び出しのご相談は承っています。お引き取りできない分は、許可を持つ業者へ回します。どちらに当たるかは、拝見してからのご相談です。

手すりと工事は、床の物を出してから決める

「先に手すりを付けたほうがいいのでは」と思われるかもしれません。ただ、必要かどうかは床の物を出してから判断していただくほうが確かです。取り付けや段差の工事は私たちの仕事ではありません。順番が逆になると、手すりの下に物が置かれます。

物を出すと、床の面積が変わります。廊下の端に積まれていた新聞の束が無くなるだけで、人が並んで通れる幅になることもあります。

床が見えるようになってから、実際に歩いて確かめてください。物を出したあとで不安が残る場所だけを、住宅の専門の方にご相談ください。

遺品整理・実家整理の料金について

お部屋の広さごとの料金の目安は、遺品整理の専門サイトに掲載しています。富山・石川が対応エリアで、現地にお伺いしてのお見積もりに費用はいただきません。

よくあるご質問

家具を動かすところからお願いできますか

買取やお引き取りでお伺いする際に、動かすところから作業します。動かしたうえで置いておきたい物があるかどうかを、お問い合わせのときにお知らせください。二階の物は、階段の幅を先に伺います。

使っていない家具を出したあと、空いたままになりませんか

空いた場所に、いま床に置かれている物が入ります。物の総量が変わらなくても、置き場所が上に移ると床が見えます。

親の家の相談を、子どもからしてもいいですか

ご家族からのお問い合わせも承っています。ただ、お品物をお預かりするのはご本人の確認が取れてからになります。お伺いする日は、ご本人がいらっしゃる日に合わせてください。

今日のところは、四つの場所を見るだけで十分です。どこに何が置かれていたかを覚えておいてください。

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富山県内のご相談窓口 076-494-1380

根塚店の持ち込み買取窓口 076-482-5297

石川県内のご相談窓口 076-214-5555

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この記事を書いた人

富山・石川を中心に、古物買取や遺品整理、空き家整理などの仕事に20年以上携わっています。

質屋での勤務経験もあり、これまで貴金属・時計・骨董品・昭和レトロ品など、さまざまな品物を見てきました。

「これって売れるの?」
「古いけど価値はある?」
「捨てても大丈夫かな?」

そんな身近な疑問に、古物・骨董品バイヤーとしての経験をもとに、できるだけ分かりやすくお伝えしていきます。

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